わたしのイチ推し! 〜楽団員が語るソリストの魅力〜 ②
楽団員による「わたしのイチ推し!」。シリーズ第2回は千葉交響楽団 ホルン奏者大森啓史が
令和8年2月15日開催 第121回定期演奏会「未来をひらく革新と伝統の名曲」にて
トマジ作曲トロンボーン協奏曲ソリスト 箱山芳樹(千葉交響楽団 トロンボーン奏者)の魅力を語ります。

(千葉交響楽団トロンボーン奏者
第121回定期演奏会ソリスト)
(ホルン大森啓史から トロンボーン箱山芳樹へ)
私が駆け出しのホルン奏者の頃からトロンボーンのスーパープレイヤーとして尊敬し、お世話になっていた箱山芳樹さん。長きにわたって日本のトロンボーン界をリードしてこられた彼が千葉響のメンバーになられたときは夢かと思うほど嬉しかったのと同時に、あのハイレベルな音に自分がついていけるのだろうかと不安に思い、とても緊張したのを覚えています。
箱山さんの最大の美点はまさにその美しい音色にあります。2022年10月、千葉交響楽団第112回定期演奏会で箱山さんのソロによって演奏された、吉松隆さん作曲のトロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」での、曲の最初に彼のトロンボーンが鳴ったわずか一音で会場を支配する息を呑むような素晴らしい音色は、未だに私の頭の中で再生できるほどです。
他のコンサートでも、千葉響を聴いてくださった方であれば彼の素晴らしい演奏に惹かれた方は多いはず。また、千葉響の特に金管楽器のサウンドは、彼の加入によって以前よりも格段に磨かれてきたのを実感しています。
今回演奏されるトマジのトロンボーン協奏曲は、そんな箱山さんの美音と素晴らしい音楽性を味わうことのできる素敵な作品です。箱山さんの手にするトロンボーンが、抒情的な歌からジャズのテイストまでさまざまな表情を引き出し、多彩なテクニックで私達を魅了してくださるに違いありません!

(千葉交響楽団 ホルン奏者)
